気に入った家具を購入したけど、インテリアがスッキリしない時ってありますね。気に入って購入した家具だから買い直すなんて考えられないし。
Traneがイケアで一目ぼれして購入したデスク。壁に付けて配置すると、反対側の壁との間に中途半端な隙間があるし、使っていくうちにもう少しスペースがあったらなぁって思ってました。”隙間を埋めながらデスクスペースを拡張してやろう”と思い立ちました。ついでにLANケーブルを真下の1Fから2Fの床に穴開けて引き込んでいるので、配線もゴチャゴチャしてる。。。一緒に整理しよう。
拡張するなら、使う資材も繋ぎ合わせてみるか。材料費ゼロを目指してみよう。
まずは”実現したいこと”をまとめてみました。

デスクと壁のスペースの正確な寸法を測ります。
寸法測るときは3回測ります。
3回とも同じ寸法ならOK、NGなら同じ寸法が3回出るまで測り直してます。デスク高さも合わせないと”テーブルを拡げた”ことにはならないので、高さ寸法も測ります。

次に材料を揃えます。材料費ゼロを目指してみるため、使えそうな端材を集めてつなぎ合わせたいと思います。
木工の組み手をやってみよう!

【相欠き(あいかき)】
長さが足りなくてつなぎ合わせるために、相欠き(あいかき)っていう組み手をやってみます。ほかの組手は見た感じ難しそうなので、出来そうな組み手からチャレンジしてみます。


天板に使う板材も、相欠き(あいかき)でつなぎ合わせました。

”DIYって材料を購入したり必要な道具を揃えたりして、買うより高くつくでしょ”って意見もありますね。
道具は大事なのでしっかりしたモノを用意する必要があります。資材も無いと始まりません。初期費用は必要ですが、道具は少しづつ増やしていけば良いし、端材を使っていけば長い目でみて、やっぱり費用は抑えられてるんじゃないでしょうか。
材料が揃ったら測った寸法に合わせてカットしていきます。
最初のカットは寸法よりも3mm程度長くカットします。仮置きしたときに長い分には調整すれば良いですが、短いと調整のしようがないです。素人は手間を惜しんではいけないってことですかね。

【大入れ継ぎ(おおいれつぎ/おいいれつぎ)】
棚板の接合は強度を付けたいので、「大入れ継ぎ」をやってみました。棚板を接合する溝はトリマーでほりました。

引き出しの箱を仮組みして、スライドレールを取り付け。

引き出しの前板を作ります。
上段の前板は1枚板なので、木目を浮き出したいと思ってオイルフィニッシュ。
中段にはNASを置く予定なので、NASの状態ランプが見えるようにしたい。木枠にアクリル版をハメ込む溝は電動丸ノコの刃1.5mmを利用。
下段の前板は空気穴を開けていますが、塗装は傷んだ部分を隠すために水性ペイントで木目を消しました。

引き出しの取っ手は我が家の庭木から選定しました。使えるものは何でも使います。
枝で伸びた部分がV字の角度がついている。これなら持ちやすそうだし取っ手に使えそう。皮を剥いてナイフで余分な部分はそぎ落とし、サンドペーパーで研磨。


蝶番と取っ手を付けて完成です。

”いつか使うんじゃないか”と残しておいた端材や、いちど作ったけどインテリアに合わなくて解体した材料を再生できた。再生させるために組手を学んだのは大きな収穫だった。
「限りある資源を循環してる?」少しはSDGsに取り組んだかな
物価が高くなっているのに、「食品ロスをなくす」その背景には規格外の野菜が破棄されている。社会は矛盾だらけですね。Traneは規格外でも美味しければ買いますッ 安くスーパーに並べてくださいッって思います。それぞれ価値のつけかたが違いますので、矛盾が出るのでしょうか。
今回製作したシェフルがイケアに商品とし陳列されることはありませんし、Trane以外には価値が無いと思います。
他人には価値が無くとも手にかけた作品には愛着が沸きます。自分自身の価値は無限になるでしょう。
特別な資格は必要ありません。やろうと思えば誰でも作れますよ。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。



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