赴任先で”野菜が美味しくなってきた”って話をしたら、自宅の畑で育てたミニトマトやナスを分けて頂きましたッ スーパーで売ってるのよりも本当においしかった。Traneも最近は肉よりも野菜を好むようになってきた。野菜づくりに挑戦してみるかっ。
どうやって栽培すればいいんだろう
土地は持ってないし、地面は全面コンクリート。鉢で育てるってなるかもしれませんが、出来る限り広いスペースを作りたい。調べてみると「プランター」は底があって移動可能な栽培スペース、地面に土を盛って枠で囲われた栽培スペースは「レイズドベット」ということを初めて知りました。条件を整理しましたが、設置する場所は決まっている、全面コンクリートなので土を盛り上げることは出来ない「レイズドベッド」は無理。
大型のプランターになるかな？！木製の栽培スペースにしたいと考えながら制作スタートです。
木製プランターを腐らせないポイント：材料選び
まず木枠を作ります。
材料の仕入れにホームセンターへ向かう。最初は「2×6材防腐木材」も考えましたが、「杉KD材」が単価も安かったので選びました。
杉（スギ）は天然油を多く含んでいるので防水効果がありますし、柔らかいので加工がしやすいです。DIYに適した資材ですね。我が家のウッドデッキはウエスタンレッドシダー（米国産スギ）で作って10年以上経っていますが、腐りそうな気配さえありません。
木材購入の際はなるべく反りが少ない材料を選ぶようにしています。
「杉KD材」は人の手によって乾燥させた木材ですが、反りが少ないです。今回はL型の補強金具で2枚をつなげるので、反りがあると組み立てが大変です。
採寸した長さでカットしたら、塗装がしっかりつくようにサンダーで研磨します。
このときはカインズ工房のレンタルスペースを借りて作業しましたが、traneが故意にしている店舗はいまはサンダーの使用が禁止されています。お子さんが粉塵を吸って体調が悪くなって禁止にしたそうです。作業場所をレンタルしてサンダー使用するときは、事前に係の方に使用可能か確認が必要ですね。
木製プランターを腐らせないポイント：塗装
塗装には「キシラデコール 油性タイプ」をお勧めします。
「キシラデコール」はオイルステイン塗料というカテゴリーで、木の内部に塗料が浸透して守ってくれるようです。油性タイプで雨に強い。また木材の質感も浮き出てきます。材料選びでも触れましたが、作業場所にしているウッドデッキも「キシラデコール」で塗装しています。長持ちさせるために定期的に塗り直していますが、まだまだ丈夫です。
最低でも2回以上は重ね塗りしています。
重ね塗りは木材にもっと塗料を浸透させる、また色ムラを防ぐためです。どんどん重ね塗りしていくと、どんどん濃くなるので2～3回を目安にしてます。重ね塗りまでの時間ですが、取扱いには気温が高い夏場で2時間以上、気温が低い冬場で4時間以上と書いてありますが、もっと長い時間が必要だと感じます。Traneは週末DIYERなので、1週間以上は乾燥させてます。
組み立てして仮置きしてみました。
木製プランターを腐らせないポイント：防水処理
内側にルーフィングシートを張りました。
ルーフィングシートは屋根材の下に防水のために張るシートのことです。自転車小屋を作ったときにホームセンターで買ったんですが、大量に余って持て余していました。まさか出番が来るとは思わなかった・・・いつか使うかもしれないって物置に寝かせておいて良かった。
底面は水がはけるように1×4材を隙間開けて取り付けてます。
プランターから堆肥を移します。
ビニールシートに堆肥を出して移動。・・・これが重い・・・めっちゃ重い・・・二人でゆっくり引っ張りながら何往復かをしましたが、今回の作業で体力的に一番キツかったシーンでした。
堆肥を入れたら重さで底面が歪んでしまったッツーーー
やり直しかぁ・・・また堆肥をビニールシートに出します・・・
端材や金具で使えそうなものをかき集めて補強・・・底面は見えないし。
失敗して改良するから、どんどん良いものになっていくんですよね。
「動かせるようにしたほうが良いんじゃないの？」って意見があったので、結果としては一石二鳥だったのかも。
大きさがあるので制作前は可動タイプにする予定が無かったんだけど、実際に野菜の栽培を始めてみるとキャスターを付けたら良かったことしかありませんでした。
- 庭の手入れや防虫ネットを張るときに動かせる
- 天気が良くて車を駐車していないときは、日当たりの良い場所に移動ができる
そういえばプランターの定義は「移動可能な栽培スペース」だったっけ・・・
制作期間は約2週間くらいでした。
これから農業を学んで、いつかは市民農園とか借りて、自給自足の生活ができないかな・・・って夢を見ています。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。
コメント